赤ちゃん人形

しばらく、あれやこれやと試行錯誤でお人形を作っていました。

できてしまえばシンプルなもので、どこに工夫の余地があったのか、と、いう出来ですが、似たようなものは、過去にいくつか作っていながら作るたびに新しい、、、 と、いうか、作るたびに違う。
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ウォルドルフ人形の顔、すなわち、目と口をあっさりと仕上げてある理由は、子供が嬉しいときは笑っているように見え、悲しいときは泣いているように見える、、、 その余地を残した表情を用意するからです。

シュタイナー教育では、子供の無垢な魂にとっては、過剰に作られた顔というのは醜悪でしかないという風に考えられています。さらに、子供にとっては人形の果たす役割は大きく、人形を自分の分身として扱うことによって、その魂が年齢相応に熟していくのを待つ。

すっかり大人になってしまった私個人としては、睫毛パサパサの凝った造りのお人形も好きなのですが、確かに、幼少時は、そういうお人形は「こわい」だけでした。

また、色づかいも、やはり、柔らかい色合いの方を好んだように思います。長い間、好きな色は水色で、色鉛筆のセットの中では、水色の鉛筆ばかり減っていたように思います。子供は、決して、ポップな北欧風の色の組み合わせが好きなわけではないようです。

この人形のボディ部分は、ライラック(薄い紫)に染めたヴェロアを使っています。

シュタイナーによると、ピンクと青の混じった色というのは、赤ちゃんがおかあさんのおなかの中で包まれている色なのだそうです。この話の根拠は聞きかじりで申し訳ありませんが、メルボルンにいた時、乳母車の日よけとして、ピンクの布と青の布を重ね掛けしている方から聞いた話です。

色の組み合わせとしては、オーラ・ソーマのNo.20、スター・チャイルドに共通するのも興味深いと思います。
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髪の毛は、頭全体に縫い取るこのタイプが結構難しい。毛糸が通る針を使うと土台布に穴があいてしまう場合があるからです。でも、これなら丈夫で洗濯にも耐えます。

今回は、ちょっと説明が多くなりました。これを含め、クリスマスに向けて試作していたお人形ができましたので、近いうちにクリスマス特集の頁を「カントリー・マウス」のサイトに載せたいと思います。
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by country-mouse | 2009-10-28 13:08 | ウォルドルフ人形と友達

浅間山のふもとから、八海山の見えるところに戻りました。


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